足の汗はエクリン汗腺から分泌される

足の汗はエクリン汗腺から分泌される

足の汗はエクリン汗腺という皮膚にある小さな小さな穴から分泌されます。小さすぎて目には見えないのですが、私たちの体には無数の穴があいています。

 

汗が出る穴は2種類

汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺という2種類があります。これらは汗をかく、という機能としては同じですが、分布している部位、分泌する物質が少しずつ違っています。足の裏にはアポクリン汗腺はなく、エクリン汗腺しかありません。

 

アポクリン汗腺

アポクリン汗腺はワキ、耳、乳輪、陰部に分布しています。ここから出る汗は俗にフェロモンと呼ばれます。なのでアポクリン汗腺から出る汗は独特のニオイがします。ニオイがしてしまう原因はアポクリン汗腺から出る汗の成分によります。アポクリン汗腺からは、水分のほかに糖質、アンモニア、タンパク質、脂質が分泌します。これらがニオイの原因なのです。

 

耳の後ろを指でこすると、独特なニオイがしませんか?これはアポクリン汗腺から出た汗の臭いです。

 

ワキガに関しては、ほとんどが遺伝です。日本人はもともと、アポクリン汗腺の数が少ないため、無臭の人が多いですが、欧米人は遺伝でアポクリン汗腺の数が多く、体臭がキツい方が多いです。日本人は無臭が多いため、体臭に関してはあまりない人の方が好まれる傾向があります。ただ、こればっかりは仕方ないですよね。

 

エクリン汗腺

エクリン汗腺は、足に一番多く、顔とか脇とか手にも多く分布しています。この汗腺は体全体で250万個あります。

 

ただし、エクリン汗腺から出る汗は臭いがあまりしません。それは99%が水分だからです。これはアポクリン汗腺と違うところです。

 

エクリン汗腺は暑かったり、緊張したりすると真っ先に汗をかきます。そうすることで自律神経を保っているのです。足のエクリン汗腺からは1日にコップ1杯200グラムもの汗をかきます。これは缶コーヒーより量が多い計算で、想像すると多いですよね。

 

 

汗は体温調整のために必用なモノ

汗は私たちの体温調整のために必用な機能です。水は蒸発熱する際に周りの熱を奪う化学的な性質があります。これは気化熱といって、中学校の理科で習う内容でもあります。

 

身体はこの気化熱を利用して、体温を下げる役割を担っているのです。

 

 

エクリン汗腺は自律神経で管理されている

汗は自分の意志ではコントロールできませんよね。ではどこが汗の出る/出ないをコントロールしているのでしょうか。

 

それは自律神経が汗をコントロールしてるのです。夏に外にいると、身体の熱がどんどん上がっていきます。ニンゲンは身体の熱が高すぎると死んでしまう恒温動物なので、どうにかして熱を外の逃がさなくてはなりません。

 

このような場合に自律神経が働き、汗腺から汗を出すように命令して、汗を分泌させます。その結果、汗が蒸発するときの気化熱によって体温を下げることができるのです。

 

炎天下に外を歩くと自然に汗が出ますよね?それは自律神経の働きによるものです。

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